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プレスリリース

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2015.11.10

プリント

東京書籍、指導者用・学習者用双方のデジタル教科書プラットフォームに「Lentrance」を採用

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株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:兼子 孝夫、以下ACCESS)は、同社の教育分野向けソリューション「Lentrance(レントランス)」が、東京書籍株式会社(本社:東京都北区、代表取締役社長:千石 雅仁、以下東京書籍)の指導者用・学習者用双方のデジタル教科書プラットフォームとして採用されたことを発表いたします。

ACCESSと東京書籍は、「教材コンテンツへのアクセスのしやすさ」を重視し、「特別な支援を必要とする学習者にとって使いやすいデジタル教材は、誰にとっても使いやすいデジタル教材になる」という方針の下、協業を推進して参りました。この度、東京書籍では、これまでの協業成果を受け、指導者用・学習者用双方のプラットフォームとして「Lentrance」を採用し、デジタル教科書を提供することとなりました。

■「Lentrance」の主な機能

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EPUBだけでなく、HTML5、動画、画像、PDFといったマルチコンテンツタイプに対応 EPUB準拠と高度な表現力を両立し、教育コンテンツ向けの複雑な表現(縦書き、漢文、数式等)に対応
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アノテーション機能を実装し、コンテンツ上に自由にメモを残すことが可能 ハイブリッド表示機能(固定・リフロー)により、教材紙面の忠実な再現とコンテンツ内容へのアクセスのしやすさを両立
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文字サイズ、書体、行間、配色等を自由に切り替えることができ、個人の見やすさに合わせた設定が可能 音声読み上げ(SSML、TTS)にも対応しており、視覚だけでなく、聴覚による内容把握もサポート
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HTML5コンテンツにも対応しており、紙面ベースの教材を補助するコンテンツとして用いることが可能 画面分割(2画面表示)が可能であり、教科書と動的コンテンツ、教科書と副教材・辞書といった表示にも対応

※上記画面は東京書籍の教科書・教材コンテンツを表示したものです。

「Lentrance」には、教師の作成したプリント教材(PDF)をビューアに取り込む機能や、教師-生徒間での画面共有※1、指導者用端末から学習者用端末に対して表示ページを指定する機能※1、ファイルを送付する機能※1など、学校教育の現場における利用を支援する機能を実装しております。通信を必要とする機能については、ネットワーク環境下だけでなく、ネットワーク環境が整っていない教室や屋外においても利用できるよう、端末同士の直接通信も可能※1になっています。

ACCESSと東京書籍は、教育現場における教師-生徒間の連携を前提としたICT教育プラットフォームの提供に向け、今後も機能強化を進めてまいります。

■「Lentrance」の製品構成
「Lentrance」は“One Source – Multi Device”を前提とした、デジタル版教科書・教材用ソリューションです。“学ぶ意志を持つ全ての人々にとっての学びの入り口となる”ことを目指し、“Learning”と“Entrance”を組み合わせた造語として誕生しました。

「Lentrance」の主要製品は、ハイブリット型教科書・教材用ビューアの「Lentrance Reader(レントランス リーダー)」[旧製品名:PUBLUS® Reader for Education ]と、コンテンツ制作ソリューションの「Lentrance Creator(レントランス クリエイター)」の2つになります。今後、「クラウド機能」として、学習ログ管理、コンテンツ配信、校務システム連携といった機能や、学習者の理解度に応じた問題提供を可能とするアダプティブラーニングにも対応していく予定です。

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「Lentrance」の製品構成

■「Lentrance Reader」の概要
教科書・教材用ビューアの「Lentrance Reader」は、EPUB準拠と高度な表現力を兼ね備えたビューアです。各種教材の複雑な表現(縦書き、数式、漢文、画像回り込み等)への対応に加え、教材紙面そのものの“固定レイアウト表示”と、文字サイズ・フォント・文字色・背景色等を自由に変更できる“リフロー表示”との、“ハイブリッド表示”を実現しています。また、音声の埋め込みやテキスト情報の読み上げ(TTS、SSML)にも対応しております。更に、マルチコンテンツタイプにも対応し、動画・画像・PDFといったファイルをEPUBと同様に本棚に並べることが可能です。

「Lentrance Reader」は、教科書出版大手の東京書籍株式会社および教育出版株式会社に採用されており、今年4月より、全国の学校に向け、両社共通の教科書ビューアとして提供されています。

また「Lentrance Reader」は、現在提供中のWindows版だけでなく、iOS版※2やブラウザ版※3においても、“同じ機能、同じUI、同じ操作感で、同じコンテンツを”利用することが可能であり、“One Source – Multi Device”を実現しています。

  1. すべて先行開発版への実装となります。
  2. iOS版のリリースは2016年4月を予定しております。
  3. ブラウザ版のリリースは2016年度中を予定しております。

■「Lentrance Creator」の概要
コンテンツ制作ソリューションの「Lentrance Creator」は、教科書・教材の組版データをベースとしたEPUBコンテンツ制作を効率化し、コスト削減を実現するソリューションです。「Lentrance Reader」のハイブリッド機能やその他の機能に対応したコンテンツ制作が可能です。

「Lentrance Creator」にて生成されるコンテンツはEPUBに準拠しており、「Lentrance Reader」以外のEPUB準拠ビューアにてコンテンツを閲覧することも可能です。
ACCESSは、教育分野に携わる事業者を支援し、世界中の人々がいつでも、どこでも、継続的に「学び」にアクセスできる環境の実現を目指し、ICTを活用した教育事業に一層まい進してまいります。

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東京書籍に関する詳細は、http://www.tokyo-shoseki.co.jp/をご覧ください。
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■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、自動車、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台を超えるモバイルソフトウェアおよび300社以上の通信機器メーカへの採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力・ノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/

■東京書籍株式会社について
東京書籍は1909年の創業以来、日本の教育の根幹である「教科書」事業を柱として成長してまいりました。その主たる教材である教科書を製作・発行することに私たちは誇りをもち、常に「より良い教科書づくり」を実践してまいりました。教育制度の改革や教育メディアの多様化、生涯教育といった教育の概念そのものが拡大していく現代、この時代の変化や要求に対応して自らも変革していく必要があります。東京書籍は今、デジタル教科書など教育用デジタルコンテンツの開発・販売、教育総合ポータルサイト運営などのインターネットサービス、学力・体力テストなどの各種評価事業、一般書籍・辞典等の出版に加え、日本語検定関連業務も行っています。
http://www.tokyo-shoseki.co.jp/

  • ACCESS、ACCESSロゴ、Lentrance、Lentranceロゴ、PUBLUSは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
  • その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。