株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏伸哉、以下ACCESS)は、あらゆる機器にネットワーク対応機能および操作パネル機能を容易に実装できる、組み込み向けUI(User Interface)エンジン「paneE™(パネイー)」を開発し、本日より、機器メーカに向けて提供を開始いたします。
「paneE」は、AndroidやLinuxといったOSが搭載できないメモリが限られた機器にも、優れたネットワーク対応機能とスマートフォンの様な直観的な操作を可能とするタッチパネル機能を、容易に低コストで実装できる、UIデザインに特化した組み込み向けソフトウェアです。HTMLやJavaScriptに対応しているため、Webサービスとの親和性が高く、HTMLでのUI構築が可能です。従来の専用言語で開発するよりも、容易に安価に開発することできます。また、ネットワークを介した機器の遠隔操作や、機能・サービスやUIデザインのアップデートもネットワークを介して行うことも可能となります。
家電、自販機、工場の設備機器、医療機器、自動車など、日常の様々な機器がインターネットに接続し、機器間が自律的に動作することにより様々な付帯サービスを実現するIoT(Internet of Things、モノのインターネット)時代が本格的に立ち上がりつつあります。こうした中、各メーカでは、いかにコスト効率よく、IoT機器を開発するかにしのぎを削っています。人が介在するM2H(Machine to Human)機器では、インターネット接続に加えて、特にUIの操作性が重要な要素となります。然しながら、近年のオープンで多様なWeb技術の普及により、求められるUIの表現力、操作性のレベルが高くなり、従来のようにUI制作を組込専用ツールで効率よく追従することが難しくなってきています。
「paneE」は、こうしたメーカ企業の抱える課題を解決する、M2H機器向けの理想的なUIエンジンです。豊富な搭載実績を誇るACCESSの組込向けブラウザ「NetFront® Browser」をベースに、省メモリ、レスポンスの良いコンパクトなUIエンジンを搭載し、軽快なネットワーク対応機能と使い勝手の良いインターフェースを提供することにより、メーカのIoT機器開発を支援します。
<別紙資料> paneE」の主な機能
以上
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台を超えるモバイルソフトウェアおよび250社以上の通信機器メーカへの採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力・ノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
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