株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏 伸哉、以下ACCESS)は、株式会社ケイ・オプティコム(本社:大阪市北区、代表取締役社長:藤野 隆雄、以下ケイ・オプティコム)と共同で、マラソン走行関連情報や応援メッセージ、コース沿道周辺の観光情報を、マラソンランナーが装着するメガネ型ウェアラブル端末に向けて自動的に配信するアプリケーション「グラッソン」を開発いたしました。ACCESSは、ケイ・オプティコムと共に、2014年10月26日に開催される「大阪マラソン2014」において、テストランナーが新発売のSONY製メガネ型端末「SmartEyeglass」を装着してフルマラソンを走破する実証実験を実施いたします。
「グラッソン」は、スポーツ分野において市民マラソンとICTを組み合わせた新ソリューション開発の取り組みとして、「大阪マラソン2014」にてケイ・オプティコムが提供するアプリケーションサービスです。ケイ・オプティコムでは、「グラッソン」により、競技者だけでなく観戦者も今まで以上にスポーツを楽しむことができ、記録を伸ばす手助けになると考えています。また競技者と観戦者をつなぐコミュニケーションツールとして活用することにより、両者の心理的な距離を縮めることができると考えています。
これまでACCESSは、スマートフォンアプリケーション、クラウド、センサー技術を用いて、ゴルフスイングを解析する3Dスイングセンサー「Fullmiere®(フルミエル)」といったウェアラブル端末を市場投入し、スポーツとICTの融合を推進してきました。この度のケイ・オプティコムとの協業では、ACCESSのBeacon対応位置連動型コンテンツ配信ソリューション「ACCESS™ Beacon Framework(ABF)」を活用した(テストランナーの)位置情報に連動したコース沿道周辺情報、並びにケイ・オプティコムの既存アプリケーションサービスである「ランナーズ・アイ」※1と「ハシログ」※2を活用したマラソン走行関連情報や応援メッセージを、「SmartEyeglass」へ配信するスマートフォンアプリ「グラッソン」を開発し、共同実証実験を行います(下図参照)。
ACCESSは本実験を通じて、Beaconを用いたウェアラブル端末への位置情報連動型サービスのユーザーからの声や、Beaconの電波頻度・強度・設置間隔などのデータを今後のサービスへ生かしていく予定です。さらに、本実験で得た知見を基に、スポーツとICTの融合をさらに推し進め、ケイ・オプティコムをはじめ、事業者の革新的なサービスの実現を支援してまいります。
■「グラッソン」の機能
「グラッソン」の詳細は、ケイ・オプティコムの大阪マラソン2014応援サイト(http://eonet.jp/osaka-marathon/)をご覧ください。
「ACCESS Beacon Framework(ABF)」について
「ABF」(iOS・Android)は、BLE(Bluetooth Low Energy)搭載のBeaconハードウェア、スマートフォン向けアプリケーション、クラウド管理システムをワンストップで提供することにより、事業者のO2Oサービス等の開発を大幅に迅速化し、運用を効率化するBeacon対応の位置連動型コンテンツ配信ソリューションです。「ABF」はGPSにもオプションで対応しています。年内にはアジアをはじめとする海外への展開も計画しています。
詳細は、https://www.access-company.com/products/cloud/a-beacon/をご覧ください。
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台突破のモバイルソフトウェア、並びに世界中の通信機器メーカなどへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力とノウハウを活用して、現在、クラウドを介してスマートデバイス上で多彩なサービスを実現するHTML5ベースのアプリケーション、並びにネットワーク仮想化(SDN)等の先進のネットワーク技術の開発・提供に注力しています。アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。詳細は、https://www.access-company.comをご覧ください。