株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏伸哉、以下ACCESS)は、Blinkをベースとしたブラウザ「NetFront® Browser BE」を開発し、本日より、提供開始致しました。ACCESSの家電向けブラウザ「NetFront® Browser」シリーズは、WebKitベースの「NetFront® Browser NX」および独自エンジンにより業界最高クラスの省メモリ性を実現した「NetFront® Browser v4」に、この度のBlinkベースのブラウザが加わり、家電・放送・車載などのメーカおよび放送局・ケーブルテレビ局などの放送事業者に向けて、業界で最も幅広いブラウザソリューションを提供します。
「NetFront Browser BE」は、高い安定性を備えた先進のHTML5対応組み込み向けブラウザです。高機能デジタルテレビや、STB(Set-top-box)、ゲーム機器、車載インフォテインメントシステムなど、最新のHTML5規格対応の次世代プラットフォーム実装を目指す企業にとって理想的なソリューションです。
「NetFront Browser BE」はACCESSの組み込み向けソフトウェア技術を結集して開発されており、ソフトウェアエンジンに加えて、OpenGL-ES※1、GPU※2アクセラレータなどの標準APIをサポートしています。また「NetFront Browser BE」はHTML5対応RUI(Remote User Interface)やDLNA CVP-2※3機能を必要とする放送事業者のシステム上で優れたブラウジング機能を実現します。
「NetFront Browser BE」の主な特長は以下となります。
ACCESS 最高技術責任者(CTO) 石黒 邦宏は、
「当社はブラウザ開発における豊富な経験から、幅広い市場に向けて業界最高クラスのブラウザを提供することが重要と考えております。『NetFront Browser BE』が加わり、当社『NetFront Browser』シリーズは、メモリ容量の少ないプラットフォームから、ミドルレンジのLinux®、ハイエンドのマルチコアCPUやグラフィックアクセラレータ搭載Androidまで、あらゆるテレビやSTBに向けてパワフルなブラウザソリューションを提供いたします。一層充実したブラウザソリューションにより、マルチスクリーンを見据えたメーカや放送事業者の最先端のUIやUX開発の取り組みを支援してまいります」と述べています。
「NetFront Browser 」シリーズについて
あらゆるハードウェアプラットフォームの要件に応える組み込み向けブラウザシリーズ「NetFront Browser 」は、メーカや放送事業者に幅広い選択肢を提供します。快適なインターネット閲覧体験、世界最高クラスのレンダリングスピードおよびHTML5対応充実度、最適化されたメモリ消費により、テレビや、ゲーム機器、車載インフォテインメントシステムなど多岐にわたる器機に容易に組み込むことが可能です。「NetFront Browser 」シリーズは、HbbTV、Hybridcast、BML、Gingaなど国内外の放送と通信規格に対応し、よりパワフルに、より組み込みやすく進化し続けています。
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台突破のモバイルソフトウェア、並びに世界中の通信機器メーカなどへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力とノウハウを活用して、現在、クラウドを介してスマートデバイス上で多彩なサービスを実現するHTML5ベースのアプリケーション、並びにネットワーク仮想化(SDN)等の先進のネットワーク技術の開発・提供に注力しています。アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。詳細は、https://www.access-company.com/をご覧ください。