株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏 伸哉、以下ACCESS)の米国子会社IP Infusion Inc.(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:大石 清恭、以下 IP Infusion)は、本日、NFV(Network Functions Virtualization)※1を活用した仮想ネットワークプラットフォーム「VirNOS™(ヴァーノス)」を発表しました。「VirNOS」は、通信事業者の設備投資(CAPEX)と運用費(OPEX)を削減しつつ、新サービスの市場投入までの期間を短縮しネットワークの高アジリティ要件にも応える、最先端の仮想ソフトウェアプラットフォームです。
通信事業者は、自社で抱える多様な通信機器を継続的に統合して保守・管理しつつ、電力費の高騰や設備投資の増大、スペースの確保といった課題にも対応する必要に迫られています。スイッチングやルーティング、負荷分散、VPN(Virtual Private Network)といったコアとなる通信サービスの多くは、今や高価な通信機器を使うことなく、x86-64サーバ上で直接、もしくは仮想マシンとして実行されるソフトウェアを利用して運用することが可能です。このため、企業のIT部門はネットワーク機能を標準的な汎用サーバ上で動作する仮想化されたソフトウェア群に置き換えています。
NFVを活用したIP Infusionのソフトウェアプラットフォーム「VirNOS」は、通信機能を仮想化し、コスト効率に優れたサービス展開と管理手段を通信事業者に提供します。
IP Infusion最高経営責任者(CEO)の大石清恭は、
「通信事業者は、IP Infusionの『VirNOS』のNFV機能により、新たな通信サービスの提供が容易になり、ビジネスニーズの変化に応じてサービス規模を柔軟に変更することが出来るようになります。当社は、複数の通信機器メーカにご協力いただき、通信機器メーカのソフトウェア製品群に当社NFV技術をパッケージ化して提供する取り組みを進めています。パッケージ化により、さらに多くの革新的な通信サービスが生み出され、当社パートナ企業である通信機器メーカのお客様が新たな収益モデルと成長機会を実現できることを期待しています」と述べています。
■IP Infusion Inc.について
IP Infusionは、最適化されたイーサネットやIPサービス向けに高機能ネットワークソフトウェアを提供する、 業界の先駆的企業です。ネットワーク業界の主要メーカは、IP Infusionの「ZebOS<®」やその他のグローバル向け専門サービスを活用することで、 製品の迅速な市場投入や競合他社との差別化を低コストで実現しています。 IP Infusionの技術が組み込まれた製品は5大陸のほぼ全てのネットワークに搭載されており、 またネットワークの機能向上や設備コストの削減、収益の改善を目指す企業による採用も増えています。 IP Infusionはカリフォルニア州サニーベールに本社を置き、ACCESS CO., LTD.の100%出資子会社です。 IP Infusionに関する詳細は、http://www.ipinfusion.com/をご覧ください。
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台突破のモバイルソフトウェア、並びに世界中の通信機器メーカなどへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力とノウハウを活用して、現在、クラウドを介してスマートデバイス上で多彩なサービスを実現するHTML5ベースのアプリケーション、並びにネットワーク仮想化(SDN)等の先進のネットワーク技術の開発・提供に注力しています。アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。詳細は、https://www.access-company.com/をご覧ください。