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プレスリリース

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2012.11.14

プリント

京極夏彦の短編小説集『眩談』を単行本の発売に先駆けてEPUB3を用いてアプリ化した 『「 」談 (だん) 』をiPhone・iPad向けに配信開始

―新たにEPUB 3に標準対応したACCESSの電子出版プラットフォーム「ACCESS Digital Publishing Ecosystem」を提供―

~ EPUB3仕様の日本語組版を忠実に表現 ~

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏伸哉、以下ACCESS)は、同社の電子出版プラットフォーム「ACCESS Digital Publishing Ecosystem」が、電子書籍の国際規格であるEPUB 3に標準対応し、株式会社メディアファクトリー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:芳原世幸、以下メディアファクトリー)の電子書籍「クロスメディアアプリ」に採用された旨を発表いたしました。京極夏彦の短編が読めるiPhone、iPad向けアプリ『「 」談』の配信を11月14日に開始しました。コンテンツとしては、電子書籍先行で配信される『眩談』など、計四冊の短編小説集が収録されています。

「ACCESS Digital Publishing Ecosystem」は、「NetFront®」で培った技術力・ノウハウをベースにACCESSが開発・提供する電子出版プラットフォームです。電子書籍ビューワ、コンテンツ配信、広告配信システム、売上管理システムなど、端末からサーバシステムまでを包括的にサポートします。この度、本プラットフォームの標準版はEPUB 3に対応し、縦書、ルビ、禁則、傍点など複雑な日本語組版を忠実に表現出来るようになりました。また、EPUB3仕様に準拠する事により、動画・音声、JavaScriptなどのリッチなメディアに対応し、書籍上の表現の幅がさらに広がります。なお、ACCESSは本EPUB 3ビューワのコアエンジンの一部を電子書籍の世界標準団体であるIDPFに提供しています。

『「 」談』アプリとは、京極夏彦の短編小説集四冊(『旧談』(『旧怪談 耳袋より』を改題)『幽談』『冥談』、そして2012年11月30日発売予定の『眩談』)を単行本刊行前に先行して読めるiOS用電子書籍アプリです。各短編を1編ずつ購入可能で、10編購入すると購入特典として、単行本『眩談』に収録の電子版書き下ろし作品「むかし塚」を無料で読むことが出来ます。

本アプリのコンテンツは、すべてEPUB 3で製作され「ACCESS Digital Publishing Ecosystem」のビューワでEPUB 3コンテンツを表示しています。

(アプリの対応OS: iOS 5.0以降)

トップページ
トップページから、「旧談」「幽談」「冥談」「眩談」の4冊の単行本を電子書籍化。読みたい短編を一話ずつ購入できます。
購入
購入前にどんな作品かを無料で立ち読みできるページが付いているので、購入前に試し読みも出来ます。
特典コンテンツをプレゼント
10冊購入で特典コンテンツをプレゼント。購入特典として電子版書き下ろし作品「むかし塚」の無料ダウンロードボタンが表示されます。

※上記図は、すべてイメージ図です。

「ACCESS Digital Publishing Ecosystem」EPUB 3標準対応化について
EPUB 3対応「ACCESS Digital Publishing Ecosystem」のメリットとしては3点あります。

  • IDPFや日本電子書籍出版社協会の評価版ビューワになっており、標準化に基づいた正確なEPUB3の表現技術を搭載。グローバルな技術に対応することで、電子書籍でのリッチコンテンツ化が進み、紙では表現出来なかった動画・音声再生技術などがご利用頂けるようになりました。
  • 出版社は従来、複数の電子書籍フォーマットへの分散投資を行っていましたが、一つのフォーマットで対応することで、コスト負担が軽減できます。コンテンツファイルはHTML・CSSの編集だけで自由に再編集が可能になります。また、EPUBを利用しているストアには同じコンテンツを提供出来るので、トータルコストダウンにつながります
  • webとの互換性が高く、デバイスに依存しないコンテンツを開発することができ、日本の良質なコンテンツを海外に展開することが容易になりました。海外ストアベンダーにコンテンツを提供することで、多くのユーザーを獲得し、更なるマーケット展開が可能となります。

「EPUB3.0」について
EPUBはHTML5やCSS3などのWeb標準技術をベースにした、グローバル標準の電子書籍のファイルフォーマット。日本語の複雑な組版も忠実に再現し、映像・音声、JavaScriptなどリッチコンテンツにも対応するEPUB規格の最新版です。電子書籍標準化団体の1つであるInternational Digital Publishing Forum(IDPF)が日本語にも対応した「EPUB 3.0」を公開し、今後日本でも普及されると考えられているフォーマットです。

ACCESSは、引き続き、「ACCESS Digital Publishing Ecosystem」をベースに、世界中のユーザーへ快適な電子書籍閲覧環境を提供すべく、メディアファクトリー社をはじめとする国内外の出版社の電子書籍ビジネスを支援してまいります。

 「ACCESS Digital Publishing Ecosystem」に関する詳細は、https://www.access-company.com/products/dpub/platform/ecosystem.html をご覧ください。

■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイルおよびネットワークソフトウェア技術を駆使した先進のITソリューションを提供するグローバル企業です。全世界で累計10億台の搭載実績を誇る組み込み向けソフトウェア「NetFront®」シリーズやネットワークソリューション「ZebOS®」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジにより、通信事業者、メーカー、サービス事業者などの製品・サービス開発やインフラ構築を速やかに実現します。現在、クラウド技術をベースにした電子出版プラットフォーム「ACCESS Digital Publishing Ecosystem」およびモバイル広告配信ソリューション「NetAd」など、スマートフォンをはじめとするマルチデバイス上で高付加価値サービスを実現するソリューションの開発・提供を加速しています。またアメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
詳細はhttps://www.access-company.com/をご覧ください。

  • ACCESS、ACCESSロゴ、NetFrontは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
  • ZebOSは、日本国、米国、及びその他の国におけるIP Infusion Inc.の登録商標または商標です。
  • iPhone、iPadは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
  • その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。