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プレスリリース

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2010.04.12

プリント

ACCESSとCabot Communications、プラットフォーム非依存のHbbTV対応プラグインソリューションを共同開発

― OEM、ミドルウェアベンダ、通信事業者向けに提供 ―

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎌田 富久、以下ACCESS)と欧州の地上デジタルテレビ放送規格であるDVB(Digital Video Broadcasting)に準拠したミドルウェアソリューションを提供する、Cabot Communications(本社:英国ブリストル、Managing Director:Bob Lamb、以下Cabot)は、本日、欧州における放送と通信の融合を目的として策定されたHbbTV (Hybrid Broadcast Broadband TV) 規格に準拠したソリューションを共同開発したと発表しました。同HbbTV対応のソリューションは、プラグイン方式のソリューションで、あらゆるデジタルテレビやセットトップボックスのプラットフォームに対応しています。

今回ACCESSとCabotが共同開発したHbbTV対応のプラグインソリューションは、両社のソフトウェアをシームレスに組み込むことにより実現されています。ACCESSは、低消費電力、自由にカスタマイズできる柔軟性、豊富なプラグインなどによる優れた拡張性を特長に、国内外で圧倒的な搭載実績を誇る情報家電ブラウザ「NetFront® Browser」をHbbTV規格向けに機能拡張し、提供しています。またCabot は、HbbTV 規格準拠のミドルウェアおよびDSM-CC※1 Client などのDVB対応ソフトウェアを提供しています。

同ソリューションは、プラグイン方式を採用しているため、OEM(Original Equipment Manufacturer)や、ミドルウェアベンダ、通信事業者は、既存の機器やソリューションに、放送およびインターネットの両コンテンツの融合を可能とする機能を容易に付加する事ができます。デジタルテレビ市場において高い実績を誇る両社のソフトウェアをベースにしているため、優れた柔軟性と安定性、ならびに「NetFront® Living Connect」 をはじめとする、ACCESSの他のデジタルテレビ向けソリューションとの高い親和性を実現しています。「NetFront Living Connect」 は、DLNA※3規格に準拠しており、デジタルカメラ、HDDレコーダーなどホームネットワーク上の多様なマルチメディアの管理をサポートします。

また同ソリューションはプラットフォームに依存しない設計のため、すべての主要なプラットフォームに対応しています。現在、最初のリファレンスモデルとして、製品の市場投入の短縮化を図るOEMより支持されているDirectFB※4によるLinux®プラットフォームにて、提供されています。

ACCESS 代表取締役社長 鎌田富久は、
「Cabotとの共同開発は、デジタルテレビ市場への当社の取り組みをさらに前進させるものです。 HbbTVのさらなる進化を実現する、プラットフォームに依存しないプラグインソリューションにより、ACCESSは、Cabotとともに、OEM顧客の製品開発におけるコスト削減、製品の差別化および迅速な市場投入を支援してまいります」と述べています。

Cabot マネージングディレクター Bob Lamb氏は、
「ACCESSと協業することができ、非常に嬉しく思います。今回の製品を皮切りに、今後ACCESSと当社は、訴求力のある情報家電向けソリューションを共同開発していきます。両社の技術力により、デジタルテレビ関連製品を幅広くメーカに提供することが可能となりました」と述べています。

  1. Digital storage media command and control(略称DSM-CC)は、MPEG-1およびMPEG-2ストリームに関連したコントロールチャネルを開発するためのツールキットです。
  2. CE-HTMLとは、情報家電(Consumer Electronics, CE )のユーザインターフェースページを作成するための言語です。
  3. Digital Living Network Alliance(略称DLNA)は、家電、モバイル、およびパーソナルコンピュータ産業における異メーカ 間の機器の相互接続を容易にするために2003年6月に結成された業界団体です。
  4. Direct Frame Buffer(略称DirectFB) とは、GNU/Linux/UNIXベースOS向けソフトウェアライブラリの一つです。

■ACCESSおよびACCESS Systems Europeについて
ACCESSは、携帯端末および情報家電向け組み込み型インターネットソフトウェアの分野で市場をリードしています。「NetFront® Browser」を始め「Garnet OS」「ACCESS Linux Platform」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジを提供し、次世代端末の速やかな市場投入を実現可能としています。2001年2月26日に東証マザーズに株式を公開(4813)、アメリカ、アジア、ヨーロッパの各地域に子会社を運営し国際展開にも注力しています。ACCESS Systems EuropeはACCESSの100%出資子会社で、2001年に設立されました。アムステルダム(オランダ)に本社機能を有し、パリおよびモンペリエ(フランス)、オーバーハウゼン(ドイツ)に営業・開発拠点を置き、事業活動を展開しています。詳細は、https://www.access-company.com/をご覧ください。

■Cabot Communicationsについて
Cabot Communicationsは、1993年、デジタルテレビ向けソリューション分野における先駆的企業として設立され、インタラクティブサービス、コンテンツ制作・配信などにおいて業界をリードするソリューションを提供してきました。以来Cabotは、TV関連機器のメーカの競合優位性を支援する、先進のDVBミドルウェアの開発に注力してきました。Cabotは、最先端の技術を採り入れ、メーカ顧客が先進の機能およびユーザエクスペリアンスを提供できるように、製品づくりに尽力しています。詳細は、http://www.cabot.co.ukをご覧ください。

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  • ACCESS、ACCESSロゴ、NetFront、ACCESS Linux Platform、Garnetは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
  • The registered trademark LINUX® is used pursuant to a sublicense from Linux Mark Institute, the exclusive licensee of Linus Torvalds, owner of the mark on a world-wide basis.
  • DLNAは登録商標です。DLNA認定は、デジタル リビング ネットワーク アライアンスの商標です。Digital Living Network Allianceは、デジタル リビング ネットワーク アライアンスのサービスマークです。
  • その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。