株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎌田 富久、以下ACCESS)の米国子会社IP Infusion Inc.(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:楢崎 浩一、以下IP Infusion)は、データセンターおよびIT化されたビジネスインフラにおけるエネルギーの効率化を推進するため、世界各国の参加企業によって構成される業界団体、グリーン・グリッド(The Green Grid)に加盟したことを発表しました。IP Infusionはグリーン・グリッドの会員として、データセンター運用の効率性向上の指標と測定基準の開発に貢献してまいります。
IP Infusionの通信機器向けソフトウェアプラットフォーム「ZebOS®」は、各種通信技術を仮想化するメカニズムを有しており、エネルギー効率の良い製品の開発を支援します。最新版の「ZebOS® 7.7」では、仮想化技術をさらに進化させ、IP Infusion独自の包括的な仮想化技術を提供しています。仮想化技術により、「ZebOS」を搭載したネットワーク機器は、複数の通信機器の機能をひとつの機器で実現することができるため、通信事業者およびサービスプロバイダは導入する機器、消費エネルギー、設置スペースなどを抑制し、ネットワーク効率の最適化を行うことができます。
IP Infusion 最高経営責任者 楢崎 浩一は、
「昨今の景気後退の影響を受け、より厳しいコスト管理が必要とされるなか、企業は設備投資と消費エネルギーなど運用コストを削減するため、インフラの見直しが求められています。通信事業者および通信機器メーカは、ルーティングおよびスイッチングソフトウェアである『ZebOS』を実装することで、将来のネットワーク機器開発を効率的に実現し、エネルギーコスト削減に繋げることが可能となります」と述べています。
グリーン・グリッドは、データセンターおよびIT化されたビジネスインフラにおける、エネルギー効率の改善に必要なベストプラクティス、指標および技術を業界全体の視点から提供することを目指しています。IP Infusionはグリーン・グリッドに加盟することで、データセンタービジネスおよび技術について、貢献してまいります。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、携帯端末および情報家電向け組込み型インターネットソフトウェアの分野で市場をリードしています。「NetFront® Browser」を始め「ACCESS Linux Platform™」「Garnet™ OS」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジを提供し、次世代端末の速やかな市場投入を可能にしています。2001年2月26日に東証マザーズに株式を公開(4813)、アメリカ、アジア、ヨーロッパの各地域に子会社を運営し国際展開にも注力しています。
■IP Infusion Inc.について
IP Infusionは、通信事業者および通信事業者向けネットワーク機器メーカを対象に、先進のソフトウェア開発プラットフォームを提供しています。独自のモジュール型アーキテクチャと、業界で最も広範なサービス・プロトコルのスイートを持つIP Infusionは、世界有数の通信事業者および通信事業者向けネットワーク機器メーカの製品の差別化と迅速な製品の市場投入を支援しています。IP Infusionは、1999年に米国デラウェア州で設立され、カリフォルニア州サニーベールを本拠地としています。IP InfusionはACCESS Systems Americas, Inc.の100%子会社です。
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