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プレスリリース

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2009.07.21

プリント

IP Infusionが、OpenSAF Foundationに加盟

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎌田 富久、以下ACCESS)の米国子会社IP InfusionInc.(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:楢崎 浩一、以下IPInfusion)は、世界の大手IT企業や通信機器メーカなどで構成される、通信コンソーシアム、OpenSAFFoundationに加盟しました。OpenSAF Foundationは、高可用性ミドルウェアプラットフォームの開発を推進するOpenSAFProject※1を支援し、LGPL※2(Lesser General Public License)v2.1のライセンスのもと、SA Forum(Service Availability Forum)に準拠したミドルウェアの普及促進を目的とした非営利団体です。

OpenSAF FoundationプレジデントAlan Mayer氏は、
「IPInfusionは、通信機器向けのネットワークおよびルータソフトウェアプラットフォームの分野において、世界の通信業界にその名を知られています。私どもは、可用性の高いOpenSAFミドルウェアを利用したアプリケーションの多様化および搭載拡充にあたり、IPInfusionがリーダーシップを発揮し、当団体はもとより広く遍く通信業界の発展に寄与してくれるものと期待しています」と述べています。

OpenSAFFoundationは、2008年に世界の大手通信機器メーカやコンピュータメーカにより設立され、OpenSAFProjectを支援し、OpenSAFのコードベースに対応した製品の商用化促進を目的としています。同コンソーシアムメンバは、オープンな仕様に準拠したプラットフォームのエコシステムの推進と、市場ニーズに合致した製品の市場投入を目指しています。

IP Infusionの最高経営責任者 楢崎 浩一は、
「イーサネットサービスや、音声・ビデオ・データサービスの統合が本格化する中、OpenSAFFoundationは、既にOpenSAFミドルウェアを採用しているサービスプロバイダのコミュニティのみならず、広く通信業界全体の発展を促すためにも不可欠です。オープンな仕様およびソフトウェアの可用性は、IP Infutionのビジネスにも欠かせない重要な要素です。今回の加盟により、当社は、これまで培ったノウハウを駆使し、OpenSAFFoundationのさらなる発展のために貢献してまいります」と述べています。

今回のOpenSAF Foundation加盟に先立ってIP Infusionは、同社の開発、サポートおよびプロフェッショナルサービスが、米国カーネギーメロン大学よりCMMI®※3(Capability Maturity Model®Integration forDevelopment、以下CMMI)の成熟度レベル3に認定されたと発表しました。CMMIは、効率的な業務プロセスを実現するための一つの指標で、組織機能の統合やプロセス改善などにおける目標設定や、優先順位付け、品質管理の方針を定義し、現状のプロセスを評価します。レベル3達成により、IP Infusionが日頃から運用している業務プロセスや、顧客サポートシステム、開発体制が、世界レベルのプロセス成熟度に達していると認められました。

  1. OpenSAF Projectは、オープンソースプロジェクトの1つで、SAForum標準の高可用性基盤ミドルウェアプラットフォームに符合する開発を目的としています。プロジェクトの名称は、その基盤となる仕様を開発したSAForum(Service Availability Forum)に由来しています。
  2. LGPLは、オープンソースソフトウェアのライセンス体系の1つで、「あらゆるソフトウェアは自由に利用できるようにすべきである」というフリーソフトウェアの理念を具体化したGPL(General Public License)を、ライブラリソフトウェア向けに派生させたものです。
  3. CMMIは、米国カーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が開発したソフトウェア開発を主としたプロセス改善指標で、ソフトウェア開発におけるプロセスの成熟度を評価します。組織のソフトウェア開発能力を評価する基準として、国際的に利用されています。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、携帯端末および情報家電向け組み込み型インターネットソフトウェアの分野で市場をリードしています。「NetFront® Browser」を始め「ACCESS Linux Platform」「Garnet OS」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジを提供し、次世代端末の速やかな市場投入を実現可能としています。2001年2月26日に東証マザーズに株式を公開(4813)、アメリカ、アジア、ヨーロッパの各地域に子会社を運営し国際展開にも注力しています。

■IP Infusion Inc.について
IP Infusionは、通信事業者および通信事業者向けネットワーク機器メーカを対象に、先進のソフトウェア開発プラットフォームを提供しています。独自のモジュール型アーキテクチャと、業界で最も広範なサービス・プロトコルのスイートを持つIP Infusionは、世界有数の通信事業者および通信事業者向けネットワーク機器メーカの製品の差別化と迅速な製品の市場投入を支援しています。IP Infusionは、1999年に米国デラウェア州で設立され、カリフォルニア州サニーベールを本拠地としています。IP InfusionはACCESS Systems Americas, Inc.の100%出資子会社です。

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  • ACCESS、ACCESSロゴ、NetFront、ACCESS Linux Platform 、Garnetは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
  • The registered trademark LINUX® is used pursuant to a sublicense from Linux Mark Institute, the exclusive licensee of Linus Torvalds, owner of the mark on a world-wide basis.
  • CMMI and Capability Maturity Model are registered in the U.S. Patent and Trademark Office by Carnegie Mellon University.
  • その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。