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プレスリリース

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2007.12.11

プリント

Linuxベース携帯向け共通プラットフォームとオペレータパック構築を検討開始

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)は、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下NTTドコモ)、日本電気株式会社(以下NEC)、パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社(以下パナソニック モバイルコミュニケーションズ)およびエスティーモ株式会社(以下エスティーモ)と、ACCESSの「ACCESS Linux Platform」を活用し、Linux®ベースの携帯電話端末用共通ソフトウェアプラットフォームおよびNTTドコモのサービスに関連したソフトウェアであるオペレータパックの検討を開始することに合意し、昨日12月10日、5社間による覚書を締結いたしました。

ACCESSは、次世代アプリケーションプラットフォーム「ACCESS Linux Platform」を基に、グローバル市場を見据えた共通プラットフォームを開発し、オペレータの各種サービスに対応するアプリケーションソフトを統合したオペレータパックと組み合わせることで、複雑化するソフトウェアの更なる品質向上や高機能携帯端末の開発効率向上に貢献するとともに、携帯端末の迅速な市場投入を実現します。NTTドコモが推進してきたFOMA®向け携帯電話ソフトウェアプラットフォーム「MOAP(Mobile Oriented Applications Platform)(L)」の資産を有効活用し、携帯電話用Linux OSの普及促進団体である「LiMo Foundation(リモ・ファンデーション)」仕様にも対応した共通プラットフォームの開発を主導し、2009年度の製品化を目指すとともに、共通プラットフォーム上に搭載するNTTドコモ向けオペレータパックの検討について5社で合意し、具体的な協議を開始します。

今回の覚書締結に関する各社からのコメントは下記の通りです。

NTTドコモ 執行役員 プロダクト&サービス本部 プロダクト部長 永田 清人氏
「NTTドコモは今年1月、世界の主要企業と共同で『LiMo Foundation』を設立しました。このたび覚書を締結し『LiMo Foundation』仕様に基づく共通プラットフォーム化を一段と進めるとともに、5社によりオペレータパックの検討を推進することで、Linuxプラットフォームの普及・拡大とエコシステムの構築に貢献し、NTTドコモにとってより魅力的な製品展開が実現すると期待しています」

NEC 執行役員常務 大谷 進氏
「NECは、従来より『MOAP(L)』の開発や『LiMo Foundation』に、ファウンダーとして参加するなど、携帯電話向けのLinuxプラットフォームの拡大を推進してまいりました。今回の覚書の締結により、『LiMo Foundation』に準拠したLinuxプラットフォームの更なる拡大と普及が一段と進むものと期待しております」

パナソニック モバイルコミュニケーションズ 代表取締役社長 脇 治氏
「パナソニック モバイルコミュニケーションズは、『LiMo Foundation』の設立メンバーとして、FOMAで培った最先端のソフトウェア技術で、Linuxベースのプラットフォーム構築に貢献してまいりました。今回の覚書締結により、『LiMo Foundation』に準拠したLinuxプラットフォーム、および、このエコシステムの構築・拡大が加速することを期待しております」

エスティーモ 代表取締役社長 田村 義晴氏
「パナソニック モバイルコミュニケーションズとNECの強みを融合させ、グローバルに競争力のある共通プラットフォーム構築とLinuxベースの携帯電話ソフトウェアの開発、普及に貢献していきます」

ACCESS 代表取締役社長 兼 最高経営責任者 荒川 亨は、下記のように述べています。
「Linuxベースの携帯電話は国内外で注目されており、このたびNTTドコモ、NEC、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、エスティーモの各社とLinuxベースの共通プラットフォームおよびオペレータパックの開発に向け協議を進めることで、グローバル市場の要求に応えるLinuxならではの使いやすいユーザ・インターフェースを実現する次世代端末の開発効率向上と、速やかな製品化に貢献していきます」

※「LiMo Foundation」は携帯電話業界へのLinux適用拡大を目指して設立された、独立した非営利団体。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、携帯端末および情報家電向け組み込み型インターネットソフトウェアの分野で市場をリードしています。「NetFront® Browser」を始め「Garnet OS」「ACCESS Linux Platform」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジを提供し、次世代端末の速やかな市場投入を実現可能としています。2001年2月26日に東証マザーズに株式を公開(4813)、アメリカ、アジア、ヨーロッパに全29の子会社を運営し国際展開にも注力しています。

●本リリースに関するお問い合わせ
【報道機関からのお問い合わせ】
広報・宣伝部 花岡
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【投資家・株主からのお問い合わせ】
経営企画室 山内
TEL:03-5259-3564
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  • ACCESS、ACCESS Linux Platformは、日本国およびその他の国における株式会社ACCESSの商標または登録商標です。
  • The registered trademark Linux® is used pursuant to a sublicense from LMI, the exclusive licensee of Linus Torvalds, owner of the mark on a world-wide basis.
  • 「FOMA/フォーマ」は、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標です。
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