株式会社ACCESS(東京都千代田区 代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)と凸版印刷株式会社(東京都千代田区 代表取締役社長:足立 直樹、以下凸版印刷)は、両社が共同開発した次世代携帯電話用ニュースコンテンツ・ビューワ「MX NewsViewer」で、このたびKDDI株式会社の次世代携帯電話サービス「CDMA 1X WIN」※1に向けた株式会社毎日新聞社(東京都千代田区 代表取締役社長:斎藤 明)のニュースコンテンツ「毎日新聞PLUS」用ビューワとして提供を開始いたしました。
「MX NewsViewer」は、次世代携帯電話サービスCDMA 1X WINの、低コストで高速なデータ通信という特長を十分に活用できるニュース専用ビューワ(EZアプリ)で、写真を含むコンテンツデータを一括ダウンロードすることによって、快適な操作性を提供すると共に、自動更新機能など、次世代携帯電話ならではの機能を実現しています。「毎日新聞PLUS」では、本コンテンツ用にカスタマイズされた「MX NewsViewer」を利用しております。「MX NewsViewer」を利用したニュースコンテンツとしては、昨年12月より株式会社読売新聞東京本社と提供開始している、CDMA 1X WIN向けニュースコンテンツ「NEXT読売」に続き2本目となります。
■共同開発の背景とねらい
ACCESSは、携帯電話を含むノンPC向けインターネットブラウザ開発技術で豊富なノウハウと実績をもっており、同社の主力製品である情報家電向けインターネットブラウザ「NetFront®」ファミリーを搭載した機器の台数は、1億台を達成しています。
一方凸版印刷はPC向けBitwayやPDA向けの@irBitway※2、携帯電話向けHandyBitway※3というマルチプラットホームに向けてコンテンツ流通事業を展開、中でもモバイル向けには専門チームを編成し、コンテンツホルダと協業してモバイル市場に特化したコンテンツの企画・開発・運用・プロモーションまでを手掛けて参りました。そのような中、2002年5月より、携帯電話向けに先立ちPDA向けに「PDA読売」※4を開発し提供しています。両社は急速にブロードバンド化する携帯電話に対応した「モバイルリッチコンテンツ」の具現化をコンセプトに共同開発を進めて参りましたが、今回開発した「MX NewsViewer」では、両社がそれぞれの強みを発揮することによって、次世代携帯電話の機能を十分に活かしたサービスが実現可能となりました。
■入手方法
「毎日新聞PLUS」のサイトからダウンロードできます。
EZトップメニュー→[カテゴリで探す]→[ニュース・天気]→[ニュース]
■今後の展開
今後、ACCESSと凸版印刷は、他キャリアも含めて、加速している携帯電話のブロードバンド化や高機能化に対応したコンテンツの開発を、基本仕様レベルから共同で行うとともに、Java™に代わるアプリケーション・プラットフォームとして注目されているBREW™に対応するビューワも共同で開発していく予定です。
■株式会社ACCESS及びNetFrontについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州フリーモントに米国支店、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS(Beijing)Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾、スペインにも現地連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、NTTドコモのiモードなどの携帯電話やPDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末など、全世界の90以上のメーカーから発売されている情報家電端末の280機種、1億2600万台以上に搭載されており、(2003年4月末現在)最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。
尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。