株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)は、この度、欧州で商用サービスが展開している、GPRSにおける「iモード」サービス対応のPanasonic製としては初の携帯電話「P341i」にACCESSのマイクロブラウザ「Compact NetFront® Plus」と携帯電話向けJava実行環境「JV-Lite2 Wireless Edition」、及び組込み機器向け暗号モジュール「AVE®-SSL」が採用されたことを発表いたします。
ACCESSは海外「iモード」サービス開始時より、海外「iモード」向け携帯電話にマイクロブラウザ「Compact NetFront Plus」を提供、日本以外の「iモード」ユーザーはWMLベースのコンテンツとCompact HTMLなどのHTMLベースのコンテンツをシームレスに閲覧することができましたが、この度J2ME™準拠、及びNTTドコモの技術ライセンスによりJava™ for i-mode(Version 1.5 Overseas Edition)の仕様に準拠した、米国Sun Microsystems社認定Java実行環境「JV-Lite®2 Wireless Edition」が搭載されたことで、日本の「iモード」ユーザーと同様、ゲームなどの「iアプリ」をダウンロードして利用することもできるようになります。また、AVE-SSLはユーザーにセキュアなモバイルネットワーク環境を提供します。
株式会社 ACCESSの代表取締役社長 兼 CEO、荒川 亨は
「この度、弊社のブラウザおよび各種ソフトウェアがPanasonic製初の海外iモード端末に採用されたことを大変嬉しく思います。私共は今後も、国内のiモード市場において培ってきたワイヤレスインターネット技術とノウハウをベースに、海外でのiモードサービス市場の活性化を各国オペレータや端末メーカと共に促進していきます。」と述べています。
■AVE-SSLについて
AVE-SSLは、電子商取引、電子決済における機密確保を実現する標準的なセキュアプロトコルと各種暗号モジュールを提供。WebPhoneや携帯端末などより身近な機器で、簡単かつ安全に電子決済を行なうことができます。SSL(Secure Socket Layer)Ver2、Ver3、TLS v1.0に準拠したセキュアプロトコル・モジュールを提供します。SSLで必要になるCryptoモジュールとして、公開鍵暗号方式アルゴリズム、対称鍵暗号方式アルゴリズム、ハッシュアルゴリズムを実装しています。クライアント証明書発行申請取得機能(PKCS #7、#10、#12)にも対応しています。
■株式会社 ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州フリーモントに米子会社、ACCESS Systems America, Inc、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS (Beijing) Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾、スペインにも現地連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、NTTドコモのiモードなどの携帯電話やPDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末など、全世界の90以上のメーカーから発売されている情報家電端末の267機種、1億800万台以上に搭載されており、(2003年10月末現在)最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。
尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。