株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨以下ACCESS)は、今年12月1日から三大都市圏でサービスが開始される地上デジタル放送のデータ放送に対応したデジタルテレビ用ブラウザ「NetFront® v3.0 DTV Profile」をリリースしたことをお知らせいたします。
同ブラウザはBML(Broadcast Markup Language)などのARIB(社団法人 電波産業会)で策定しているBS、CS及び地上デジタル放送のデータ放送規格に対応しています。組み込み用ブラウザNetFrontの設計思想を継承し、さまざまなプラットフォームへの容易な搭載を実現。すでにこの秋発売の地上デジタル放送に対応した国内数社の製品に採用される予定です。
またHTMLコンテンツのブラウジング機能についても「NetFront v3.0 DTV Profile Advanced Edition」にて対応、BML/HTML両方のコンテンツ記述言語をサポートいたします。加えてAdvanced Editionではデジタルテレビ向けに最適化されたユーザー・インターフェースも提供可能となったほか、Macromedia Flash™ 6.0やRealNetworks Helix DNA™ ClientなどさまざまなPlug-inのサブライセンスと追加実装が可能です。NetFront v3.0 DTV Profileは、放送と通信の融合に向けた次世代のデジタルテレビの開発が可能です。
■株式会社ACCESSおよびNetFrontについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業です。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、NTTドコモのiモード携帯電話をはじめ、PDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末など、全世界の80以上のメーカーから発売されている情報家電端末の244機種、約9220万台に搭載されており、(2003年5月末現在)最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。
なお、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。