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プレスリリース

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2003.07.07

プリント

ACCESS、NTTドコモの赤外線通信機能搭載iモード®携帯電話を利用したクレジットカード決済の商用化試行向けに、赤外線通信技術を提供

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)は、先般株式会社NTTドコモ(以下NTTドコモ)とビザ・インターナショナルが合意を発表、カード会社数社が商用化試行・技術検証実施予定のNTTドコモの赤外線通信機能搭載iモード®携帯電話でのクレジットカード決済に関して、ACCESSが赤外線通信決済仕様を提供したことを発表致しました。

本仕様は、NTTドコモの504iシリーズ、504iSシリーズの携帯電話が標準搭載している赤外線通信機能とiアプリ®で実現可能な赤外線通信決済仕様であり、「VISA近接通信支払用金融情報仕様」に記述されたガイドラインと定義にしたがって構成されています。ACCESSはこれまでに蓄積した赤外線通信決済に関する技術ノウハウを活かし、携帯電話自体に新たな機能を追加することなく、赤外線通信決済を行うための仕様を策定致しました。

また、この度の商用試行に採用された赤外線通信決済仕様に基づき、ACCESSは赤外線通信決済用iアプリと、クレジットカード決済端末等の店舗側端末向けに赤外線通信ソフトウェア「IrFront® v2.0」を提供致しました。

今後もACCESSは、モバイル決済の商用化、普及に努めてまいります。

■IrFrontについて
IrFrontは、IrDAの標準仕様に準拠し、ACCESSが独自に開発したコンパクトな赤外線通信プロトコルスタックです。IrCOMM、IrTran-Pを標準サポートし、IrFM/IrMC/IrOBEXにも対応しています。NTTドコモの504i/504iSシリーズでサポートされている外部機器によるiアプリ連携機能「vTrigger」、日本語サポート携帯電話での統一的なオブジェクトフォーマット及びその交換手順を規定した、MCPCのオブジェクト交換インプリメンテーションガイドラインの仕様にも準拠しています。
IrFrontは、NTTドコモの504i/504iSシリーズの一部やJ-フォンの「J-N51」などの携帯電話をはじめ、プリンタ、カーナビやKIOSK端末等、すでに多くの機器への搭載実績を持ち、高い相互接続性を実現します。また、ACCESSのBluetoothプロトコルスタック「AVE®-Blue」と共通のOBEX APIを採用しているため、IrMCなどのアプリケーションを修正することなく、きわめてスムーズにBluetoothに移行することが可能です。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業です。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront®」ファミリーは、NTTドコモのiモード向け端末をはじめ、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、PDA、ワープロ、カーナビ、ウェブ電話、専用端末など、全世界の80以上のメーカーから発売されている情報家電端末の244機種、約9220万台に搭載されています。(2003年5月末現在)
なお、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。

  • NetFront及びCompact NetFrontは、株式会社ACCESSの日本国における登録商標です。
  • 「iモード」「iアプリ」は株式会社NTTドコモの登録商標です。
  • その他、文中に記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。