【東京/カリフォルニア/オーバーハウゼン発】
株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨)は、この度、同社の最新ブラウザ「NetFront® v3.0」向けに、SMIL※プレーヤー及びSVG※ビューアーなどのマルチメディア拡張モジュール群「NetFront v3.0 Multimedia Extension」を開発したことをお知らせ致します。
NetFront v3.0 Multimedia Extensionは、NetFront v3.0にSMIL機能を拡張実装し、テキストやイメージ、音声、動画、アニメーションなどを統合して扱えることを可能にしました。また、SMILの同期機能でムービーのようなマルチメディアコンテンツの自動再生も可能になります。
さらにSVGビューアーを拡張実装することで、SVGベクター画像コンテンツをブラウザ上で取り扱うことができ、コンテンツ自体を多種多様な端末の画面サイズに最適化して表示することや単一画面上でのSVGベクター画像コンテンツの拡大縮小表示も可能です。
本マルチメディア拡張モジュール群は、NetFront v3.0ブラウザ本体とリソースを共有できるので、携帯電話のようなハードウェアリソースの限られた情報家電に組み込むことがでるよう設計されています。また、SMILプレーヤー、SVGビューアーはそれぞれ単独での拡張搭載が可能で、情報家電端末メーカーのニーズに合った組み合わせで搭載することができ、既にNetFront v3.0を搭載している機器へも容易に追加実装することができます。
これらの拡張により、リッチコンテンツを扱うようになった携帯電話をはじめ、DVDプレーヤー、デジタルテレビ、ハードディスクレコーダーなどのマルチメディアネット家電にNetFrontブラウザを応用できます。
ACCESSでは以前より、RealNetworks社のRealAudio®やRealVideo®、及び同社のユニバーサルメディアプレーヤー「RealOne™ Player」の駆動コアエンジンである「Helix DNA Client」やエイチアイ社製3Dポリゴンエンジン「Mascot Capsule® Engine」などの3rdパーティー製マルチメディアプラグインとNetFrontブラウザとの統合ソリューションを提供、様々なマルチメディアコンテンツに対応してまいりました。この度開発したNetFront v3.0 Multimedia Extensionが加わることにより、エンドユーザーにはよりリッチでファンなマルチメディアコンテンツ体験を提供、またコンテンツプロバイダーはNetFront v3.0をマルチメディアコンテンツプラットフォームとして利用することが可能になります。
尚、3月12日から19日の間、ドイツ・ハノーバーで開催される世界最大のIT総合展示会「CeBIT 2003」ACCESSブース(Hall 12, A46)にてNokia製携帯電話やPCを使用したSMILプレーヤーやSVGビューアーのデモンストレーションを行います。
■NetFront v3.0 Multimedia Extensionのラインナップと主な特長
■モジュール構成図
■NetFront v3.0について
NetFront v3.0は、PDA、ゲーム機、デジタルカメラ、デジタルテレビ、携帯電話端末など、ファミリ全体で191機種、約8000万台の搭載実績(2002年11月末現在)を誇るNetFrontの最新バージョンで、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。シャープ製PDA「ザウルスSL-A300/B500/C700」やソニー製PDA「クリエ PEG-NX70V/NX60/NZ90」、米Sprint向け三洋製携帯電話「SCP-4900/5300」などにも採用、PocketPC端末向け「NetFront v3.0 for PcketPC」のダウンロード販売も日米のソフトウェア販売サイトにて開始いたしました。また、そのコアテクノロジーをPalm Source, Inc.社のPalm OS 5 ネイティブブラウザ向けに提供しています。
■SMILE(スマイル/Synchronized Multimedia Integration Language)について
1998年4月にW3C標準として勧告された、動画や静止画、音声、音楽、テキストなどの マルチメディアデータの再生を制御して同期させるための言語で、XMLで記述されます。
SMILにより、上記のようなマルチメディアファイルを、どの位置に、どのタイミングで、 どのくらいの時間表示(再生)するのか、といったことが制御できます。対応例としては
RealNetworks社のRealOne™ Playerなどがあります。
■SVG(エスブイジー/Scalable Vector Graphics)について
2001年9月にW3C勧告として公開されたXMLベースの2Dベクター画像記述言語。ベクター画像は画像を点の集合体ではなく、線や面などの図形の集合体として表現するため、見る環境に応じて最適な表示が可能となります。SVGファイルはベクター画像の記録用として単独で利用されるほか、他のXML文書に埋め込んで使用することも可能です。
■携帯電話にNetFront v3.0 with Multimedia Extensionを搭載した場合の利用例
【SMILプレーヤー】
1)自動再生
静止画や動画、音楽、文字情報が入ったマルチメディアコンテンツを自動再生下記例では、○で囲んであるところに位置するお店の情報を自動再生
2)インタラクティブ性
上記の画面から違うお店(下図の○)を選択・決定すると画面が切り替わり、選ばれたお店の情報の再生が開始
■携帯電話にNetFront v3.0 with Multimedia Extensionを実装した場合の利用例
SVGベクターファイルを扱えることで、携帯電話の画面上で地図データなどを画面サイズに最適化して表示することや任意に拡大・縮小やスクロールが可能。
【SVGビューアー 】
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業です。情報家電向けブラウザソフト「NetFront®」は、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、PDA、ワープロ、カーナビ、ウェブ電話、専用端末などを中心に、国内外主要メーカー多数に採用されています。また、小型情報機器向けのマイクロブラウザ「Compact NetFront®」は、NTTドコモのiモード向け端末などを出荷しているメーカー多数に採用されています。現在、40以上の主要メーカーから191機種、約8000万台のNetFront、Compact NetFront®搭載製品が出荷されています。(2002年11月末現在)
尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。