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NTTドコモ様 5G時代の「車内リアルタイムコミュニケーション」 NTTドコモ様の想いをACCESSがサポート

NTTドコモ様(以下、同社)では毎年、5GやAI、IoTなどの最新技術を活用した新たなサービスやソリューションを紹介する展示会「DOCOMO Open HOUSE」を開催しています。2020年の「DOCOMO Open HOUSE 2020」で多くの来場者の関心を集めたのが、5G時代の新たな「車内リアルタイムコミュニケーションシステム」です。来場者に「車内空間の未来」をどう提案し、いかに「驚きと感動を与える」か。そのためのパートナーとして同社が選んだのがACCESSのデザインチームでした。同社とACCESSデザインチームの取り組みを紹介します。

360度ディスプレイで「車内空間の未来」を見せる

同社が目指したのは、5G、AI、IoTなどの最新技術を活用した未来の世界を来場者に体験してもらうこと。なかでも、自動運転やコネクテッドカーを実現する新技術により、新しい自動車社会の到来を予感させる「車内リアルタイムコミュニケーションシステム」では、「ただのルート案内の延長ではなく、車内空間の未来を見せる」ことを目指しました。

そのコンセプトをどう実現するか。同社では当初、通常の車のフロントガラスのような形状をしたディスプレイを設置するというアイデアを検討していましたが、「そのアイデアで、本当に来場者に『驚きと感動』を与えられるか」という懸念がありました。そこで、同社はACCESSデザインチームに対し、「車内空間を『拡張した見せ方』にしたい」と伝えました。これは、例えば車で観光地に行ってはいないが、「実際にその場に行ったような体験ができる」という「まったく新しい車内空間」の実現です。

ACEESSのデザインチームは、そのコンセプトを実現するため、9枚の大型ディスプレイを使い、来場者の周囲を360度ディスプレイで囲むというアイデアを提案しました。「もっとインパクトのある提案が欲しい」という同社のニーズに対し、ACCESSデザインチームが出した答えでした。

「One ACCESS」での取り組みがプロジェクトを成功に導く

「One ACCESS」での取り組みがプロジェクトを成功に導く

360度ディスプレイで囲む提案が採用されてからは、急ピッチでアイデア実現に向けた取り組みが進められました。まずは、展示会で流す車窓映像の手配です。映像制作会社との調整から始まり、富士山付近での走行シーン撮影にもACCESSの担当者が立ち合い、映像を確認しました。デザインチームの担当者は、「撮影は大晦日直前までかかり、もし、取り直しになると天候にも左右されるので、スケジュールは本当に綱渡りでした」と説明します。

また、来場者を360度囲むディスプレイには、日本では入手困難な大型の透過ディスプレイが必須でした。そこで、ACCESSのグローバルネットワークを活かし、韓国のACCESS Seoulを経由して調達。タッチパネルとして使える加工も必要だったため、ACCESSのエンジニアが年末に韓国に出向き、工場から出荷されるタイミングで検品も済ませました。デザインチームでは、「とにかくスケジュールに間に合わせるための最大限の努力をしました」と振り返ります。

こうして、ACCESSのグローバルネットワークを活かして機材を調達し、ブラウザ技術をベースにデモを迅速に開発。実働期間が1カ月しかない中、デザインチームのメンバーはもちろん、開発も営業担当者も含め全員が、ひとつの調整ミスが全体に大きな影響を及ぼしかねない緊張感を持ちながら取り組みました。「One ACCESS」で取り組めたことが、プロジェクトを成功に導いた要因だったといえるでしょう。

「お客様に楽しさと幸せを提供できる存在でありたい」

「お客様に楽しさと幸せを提供できる存在でありたい」

まったく新しい「車内空間の未来を見せる」というNTT ドコモ様の展示は、来場者から高い評価を得ることができました。「体験したい」という希望者が後を絶たず、予約はずっと満員の状況だったといいます。同社のビジネス発展にもつながる良い結果を残し、大成功を収めることができました。

新たな技術を活用した製品やサービスでは、UI/UXを重視したデザインを重視するか、機能を重視するかの「せめぎ合い」が起こるケースもあります。それに対し、「デザイン」と機能を担当する「開発」がしっかりと連携できているのがACCESSの強みです。それは「お客様を満足させる」という共通のゴールを目指しているからです。ゴールを共有しているからこそ、「One ACCESS」としてお客様と直接コミュニケーションを取り、納得するまで丁寧にディスカッションし、課題を解決しつつ最適な提案をすることができます。今回のNTT ドコモ様との取り組みでも、こうしたACCESSデザインチームの考え方やACCESSの強みが活かされました。

ACCESSのデザインチームが目指しているのは、単に見栄えがいいだけのデザインではありません。今回「驚きと感動を与えたい」「車内空間の未来を見せたい」という同社の希望を360度のディスプレイで実現したように、お客様が本当に作りたいと思っているものを作ることです。「お客様に楽しさと幸せを提供できる存在でありたい」、それがACCESSデザインチームの目指す姿です。

導入企業プロフィール

株式会社NTTドコモ

所在地:東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー
営業開始日:1992年7月1日
資本金:949,679(百万円)(2020年3月31日現在)
従業員数:8,100名(当社グループ27,558名)(2020年3月31日現在)
業種:通信事業、スマートライフ事業、その他の事業

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ACCESSのDX/IoTプロフェッショナルサービスは、企画設計からシステム開発まで一貫してサポートいたします。 サービス設計、開発、運用、データ分析のサイクルを継続的に回すことにより、お客様のビジネス拡大を支援し、顧客満足度を最大化いたします。 さらに、データ分析の結果をもとにサービス設計を改善し、お客様のニー ズに合った最適なサービスを提供いたします。