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プレスリリース

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2019.06.13

プリント

ブラジル最大の衛星テレビ事業者であるSKY Brasilが、IP Infusionの「OcNOS®」を選定

― 中南米で初めて、固定LTEサービス向けに5G対応White Box型バックホール・パケットトランスポート・ソリューションを導入 -
~ SKY Brasilは、White Box型オープンネットワーク技術により低コストのメリットを享受 ~

IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳、以下IP Infusion)は、ブラジルの「Direct to Home(DTH)」(衛星を通じて直接番組を配信)型デジタル衛星サービス事業者であるSKY Brasilが、中南米初となる、固定LTEサービス向け5G対応White Box(ホワイトボックス)型モバイルバックホール・トランスポートソリューション導入に際し、IP Infusionのネットワーク・オペレーティングシステム(OS)「OcNOS®(オクノス)」を選定したことを発表いたします。

ブラジル最大の衛星テレビ事業者であるSKY Brasilは、ブラジル国内で500万件以上の加入者を有するほか、同地域で31万4,000世帯以上に固定無線LTEサービスを提供しています。本固定無線LTEサービスには、マルチサービストランスポートのサポート、レイテンシー(遅延)向上、パケット損失ゼロの優れたサービス品質が求められます。SKY Brasilは、本サービスの展開において、こうした課題に応えつつ、White Box型オープンネットワーク技術がもたらす経済的メリットによりバックホールインフラのTCO(総所有コスト)を低減するため、IP Infusionの「OcNOS」を選定しました。

「OcNOS」は、業界で初めてフル機能を搭載したWhite Box向け商用ネットワークOSです。モジュール設計により優れた拡張性を備え、Layer 2/Layer 3からMPLS(Multi-Protocol Label Switching)までの幅広いスイッチングおよびルーティングプロトコルや、SDN向けAPIプロトコルのサポートといった高度な機能を提供します。「OcNOS」は、ハイブリッド型/集中型/分散型ネットワークのサポート、拡張性に優れた高性能のモジュール型ネットワーク、商用チップ上に構築された堅ろうなデータプレーンを特長としています。

SKY Brasilのエンジニアリング担当バイスプレジデントであるLuis Otavio Marchezetti氏は、
「当社は5Gモバイルバックホール・トランスポートネットワークの構築にあたり、IP InfusionのWhite Box型ソリューションを採用しました。堅ろうなネットワーク構築に必要な最先端のMPLSおよびセグメントルーティング技術を備えている点が、『OcNOS』採用の決め手となりました。『OcNOS』ソリューションにより、当社はこの地域における技術イノベーションとサービスのリーダーの座を堅持することができます。高速かつ高品質なブロードバンドサービスを手頃な料金で提供することにより、当社はブラジルおよび中南米地域全体で新たな成長機会を開拓していきます」と述べています。

IP Infusion最高経営責任者(CEO)の緒方 淳は、
「帯域幅とマルチサービストラフィックへの消費者ニーズは拡大傾向にあります。サービスプロバイダは今までにないユーザーエクスペリアンスの提供により消費者をひきつけるため、新たなサービスを素早く開発・提供し、収益化する必要があります。White Box型ネットワークは、サービス事業者にとって、技術の先進性とビット当たりのコストにおいて最良の選択肢であり、大幅な経済メリットを持って新サービスを実現することができます。引き続き、IP Infusionはソリューションパートナーと協力して、比類のないバックホール向けオープンエッジソリューションを提供し、マルチサービストランスポートや5Gがもたらす可能性を開拓していきます」と述べています。

OcNOSについて
「OcNOS」は、洗練されたモジュール設計により、機動性、拡張性、耐障害性に富んだネットワーク構築を可能にします。また、多彩なIP/MPLSルーティング、スイッチング、セキュリティ対応機能を備えており、ネットワーク環境における物理的な要件にも、仮想的な要件にも応えます。多様なハードウェアに対応した「OcNOS」は、通信事業者やクラウドサービス事業者、企業のネットワーク構築を、より迅速に、簡易に、低コストで実現します。 そのソフトウェア構造は従来の専用ハードウェアからネットワークソフトウェアとハードウェアを分離(ディスアグリゲーション)し、White Boxと呼ばれる「ネットワークの実現をネットワークOSと汎用のスイッチハードウエアの組み合わせで安価に柔軟に実現する」ソリューションを可能にし、ますます拡大してゆくネットワークトラフィックに向けたインフラ投資のコスト低減とサービス拡張の自由度を提供してゆくために最適な形で提供されます。
https://www.access-company.com/products/network/ocnos/

■IP Infusion Inc.について
IP Infusionは、White Boxソリューションにおけるリーディングカンパニーです。同ソリューションにより、通信事業者や企業の新機能やサービスの拡張を、コストを低減しつつ、柔軟に、迅速に実現します。業界初となるOCP準拠のMPLS対応の統合オペレーティングシステム「OcNOS」は、大規模ITネットワーク構築を簡素化し、実装を容易にするソリューションです。NFVベースの仮想ネットワークプラットフォーム「VirNOS®」は、事業者のネットワークサービスの開発・運用をコスト効率よく構築します。通信機器向けミドルウェア「ZebOS®」は、世界中の大手通信機器メーカなど350社を超える企業に採用されており、日々進化する、クラウドや、キャリア・モバイルネットワークの要件に応えます。「OcNOS」と「VirNOS」は、「ZebOS」をベースに開発されており、通信事業者や企業の物理的/仮想的なネットワーク要件を満たすソフトウェアソリューションとして、事業者のディスアグリゲーション型ネットワーク構築を支援します。IP Infusionはカリフォルニア州サンタクララに本社を置き、ACCESS CO., LTD.の100%出資子会社です。
https://www.ipinfusion.com

■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび300社以上の通信機器メーカへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/

  • ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
  • IP Infusion、IP Infusionロゴ、OcNOS、VirNOS、ZebOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
  • その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。