MENU

プレスリリース

プレスリリース
2013.01.08

プリント

ACCESS、家電向けブラウザの最新版「NetFront® Browser NX 3.0」を開発、提供開始

― 世界最高クラスのHTML5対応機能により、HTML5独自の豊かな表現をマルチスクリーン上で実現 ―

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏伸哉、以下ACCESS)は、本日、先進的かつパワフルなWebKitベースブラウザの最新版「NetFront® Browser NX 3.0」を開発し、提供開始した旨を発表しました。「NetFront® Browser NX 3.0」は、家電、放送、通信、車載向け市場における次世代のマルチスクリーン時代を見据えて、HTML5対応機能を中心に強化し、更なるパフォーマンスの改善を加えております。

『NetFront Browser NX 3.0』は、HTML5対応機能の充実度において世界最高クラスのブラウザであり、優れた処理能力と柔軟性により、テレビ、セットボップボックス、タブレット、スマートフォンなど、あらゆる端末のスクリーン上で、UI、アプリケーション、ビデオ・サービスを快適に動作させることができます。また、本ブラウザのHTML5 RUI(Remote User Interface)機能と、 DLNA(Digital Living Network Alliance)機能とを連携させることにより、ホームネットワークで繋がる多彩な機器のスクリーン上で、ストレスのないコンテンツ同期・再生を可能とし、放送・通信や家電業界の最先端のニーズに応えます。

最新版では、Canvasなどに加えて、新たにCSS 3D Transforms、CSS FilterやCSS writing-modeなどをサポートし、HTML5の持つ最新のWeb Experienceを提供いたします。また、RUI に加えて、マルチスクリーンの主要な構成要素となるWeb Socketにも正式に対応したことにより、Webのリアルタイム性・双方向性を備えた、サービス/ユーザーインターフェイス(UI)の検索、アプリケーション内通信、マルチスクリーン対応のUIを実現しています。これにより、放送・通信事業者や機器メーカーなどは、ホームネットワーク環境にある複数の機器を対象に、直感的なUIとサービスをシームレスに提供することが可能となります。

ACCESSの最高技術責任者 石黒 邦宏は、
「HTML5は、マルチスクリーンの未来を支える言語になりつつあり、『NetFront Browser NX 3.0』の提供開始は、このHTML5の進化を後押しするものです。当社製品の類に漏れず、マルチプラットフォーム対応の『NetFront Browser NX』は、複数の機器を対象に、シームレスに、エンドユーザーとコンテンツを結びつけるマルチスクリーン・ソリューションとしての機能を提供します」と述べています。

「NetFront Browser NX 3.0」の主な特長は、以下の通りです。

  • 業界最高クラスの充実したHTML5対応機能:
    Web Socket(RFC 6455)をはじめ、最新のHTML5機能を搭載しています。
    html5test.com※1では、業界最高のスコア※2を獲得しています。
  • HTML5の豊かな表現力
    各種TV規格(HbbTV、BBC iPlayer等)への対応機能に加えて、新たにHTML5のCSS 3D Transforms、CSS writing-mode、WebGLなどの機能をサポートすることにより、トランジション、アニメーション、3Dグラフィックスなど、放送・テレビ業界で要求される最新機能を提供します。
  • 省メモリかつハイパフォーマンス:
    限られた容量内でのメモリ使用効率を最大化するため、JIT用メモリ領域を可変としました。また、独自拡張による高速化プロジェクトの成果取り込みを実施しています。
  • 開発の負荷を低減する、優れた移植性
  • 前バージョン「NetFront Browser NX 2.0」と同様の移植用インターフェースを採用しているため、Intel、Broadcom、MTK、OMAP、R-Carなど主要リファレンスボード上での実装にかかる期間短縮および費用低減が可能です。
  • グローバルなサポート体制
  • 世界規模で先進の技術と包括的なサービスを展開し、顧客のブラウザ開発を短期間でより効率的に、より低コストで提供できるよう、サポート体制を敷いています。

最新版「NetFront Browser NX」のイメージ動画が http://youtu.be/kOsZzEPXtS4からご覧いただけます。

「NetFront Browser NX」は、現状のWebKitベースのブラウザが直面している課題に対応するために開発された、最先端かつプラットフォーム非依存のWebKitベースのブラウザです。独自技術により、メモリ使用効率を大幅に向上させ、メモリ不足が及ぼす影響を最小限に抑えることで、少ないメモリ環境下でも安定した動作を実現します。「NetFront Browser NX」は、インターネットテレビ、セットトップボックス、ゲーム機器、デジタルカメラ、車載インフォテインメントシステムなどにおいて、迅速かつ安定した動作を実現します。

  1. サイトにアクセスしたブラウザがどの程度HTML5に対応しているか測定/検出するサイトです。
  2. 2013年1月7日時点の「NetFront Browser NX」での測定結果および、html5test.co同サイトに公開されているブラウザの測定結果に基づいています。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、国内外の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、先進のモバイルソフトウェアおよびネットワークソフト技術を核にしたITソリューションを提供するグローバル企業です。全世界で累計10億台の搭載実績を誇る組み込み向けソフトウェア「NetFront®」シリーズやネットワークソフトウェアソリューション「ZebOS®」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジにより、通信事業者、メーカー、サービス事業者などの製品・サービス開発やインフラ構築を速やかに実現します。現在、スマートフォン向けアプリシリーズ「NetFront® Life」やクラウド技術をベースにした電子出版プラットフォーム「ACCESS Digital Publishing Ecosystem」をはじめ、スマートフォンなどのマルチデバイス上で高付加価値サービスを実現するソリューションの開発・提供を加速しています。2001年より東証マザーズにて株式を公開(4813)し、アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。ACCESSに関する詳細はhttps://www.access-company.com/をご覧ください。

  • ACCESS、ACCESSロゴ、NetFrontは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
  • Digital Living Network Allianceは、デジタル リビング ネットワーク アライアンスのサービスマークです。
  • その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。