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プレスリリース

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2004.09.02

プリント

ACCESSと凸版印刷、NTTドコモFOMA900i対応のニュースビューワを共同開発

~ 高速通信・パケット定額サービスに対応したニュースビューワの提供を開始 ~

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)と凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立 直樹、以下凸版印刷)は、このたび株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモのFOMA900iシリーズに向けて、ニュースコンテンツ・ビューワ「MX NewsViewer」を共同開発しました。

高速通信・パケット料定額サービスなどのインフラ実現により、アプリを使った「3G携帯専用ニュース配信」という新たな市場が確立されつつあります。
この度の「MX NewsViewer」は、写真を含むコンテンツデータを一括ダウンロードすることで操作性を向上させるなど、低コストで高速なデータ通信が可能な3G携帯電話の機能を活かしたニュースコンテンツ専用のビューワです。

すでにKDDI株式会社の第三世代携帯電話「CDMA 1X WIN」※1向けサービスとして、株式会社読売新聞東京本社の「NEXT読売」、株式会社毎日新聞社の「毎日新聞PLUS」で、それぞれのコンテンツ用にカスタマイズして利用されていますが、兼ねてから要望の多かったFOMA900iシリーズへの対応を今回実現しました。FOMA900iシリーズ対応版「MX NewsViewer」は、9月6日よりFOMA900i対応サービスを開始する「NEXT読売」から実際のコンテンツ配信に利用されます。

    ■FOMA900iシリーズ向け「MX NewsViewer」の主な機能
  • コンテンツデータの一括ダウンロードおよび差分ダウンロード
  • 独自開発した通信プロトコルによる効率的データ配信
  • 常時接続環境に最適な自動更新機能
  • コンテンツ閲覧の機能性を追求したタブ表示
  • キーワード検索機能
    過去に配信した記事を含めて一定期間の記事情報を、設定されたキーワードで検索できる。
  • クリップとメモによるコンテンツデータおよびテキストデータの保存
  • 待ち受けアプリとして設定可能。

■FOMA900iシリーズ向け「MX NewsViewer」の入手方法
「メニューリスト」→「ニュース/天気/情報」→「読売・報知・巨人」から入手できます(9月6日より)。

    ■共同開発の背景とねらい
  • ACCESSは、携帯電話を含むノンPC向けインターネットブラウザ開発技術で豊富なノウハウと実績を持ち、同社の主力製品である情報家電向けインターネットブラウザ「NetFront®」ファミリーを搭載した機器の台数は、1億台を達成しています。
  • 凸版印刷はマルチプラットホーム(Bitway、@irBitway※2、HandyBitway※3)に向けてコンテンツ流通事業を展開、中でもモバイル向けにはコンテンツホルダと協業してモバイル市場に特化したコンテンツの企画・開発・運用・プロモーションまでを手掛け、2002年5月には携帯電話向けに先立ちPDA向けに「PDA読売」(※4)を開発し提供しました。
  • 両社は急速にブロードバンド化する携帯電話に対応した「モバイルリッチコンテンツ」の具現化をコンセプトに共同開発を進めて参りましたが、今回開発したFOMA版「MX NewsViewer」では、両社それぞれの強みを発揮することによって、3G携帯電話の機能を十分に活かしたサービスの実現が可能となりました。

■今後の展開
今後、ACCESSと凸版印刷は、他キャリアも含めて、加速している携帯電話のブロードバンド化や高機能化に対応したコンテンツの開発を、基本仕様レベルから共同で行うとともに、Javaに代わるアプリケーション・プラットフォームとして注目されているBREWに対応するビューワもまもなくリリース予定です。

  1. CDMA 1X WIN(ウィン)
    KDDI株式会社が提供する、第3世代携帯電話サービス。CDMA2000 1x EV-DO方式のインフラをベースとし、低コストで高速(最大2.4Mbps)なデータ通信を可能としています。
  2. @irBitway(エアビットウェイ)
    (URL)http://www.airbitway.com/
    凸版印刷が運営するデジタルコンテンツ流通事業「Bitway」のPDA向けサービス。
  3. HandyBitway(ハンディビットウェイ)
    (URL)http://www.handybitway.com/(PC、携帯電話共通)
    凸版印刷が運営するデジタルコンテンツ流通事業「Bitway」の携帯電話向けサービス。
  4. PDA読売 2002年5月より@irBitwayで販売している読売新聞社のPDA向けニュースコンテンツ。標準では通信環境を持たないPDAに対して、15分おきに最新のデータを生成し、ダウンロード型ファイルとしてユーザに提供する方式を開発。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州フリーモントに米子会社、ACCESS Systems America, Inc、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS(Beijing)Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾、スペインにも現地連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、PDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末、NTTドコモによる携帯インターネットサービス iモードに対応した携帯電話など、全世界の90以上のメーカーから発売されている情報家電端末の280機種、1億2600万台以上に搭載(2004年4月末現在)されており、最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。
尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。

  • Java及びJavaに関する全ての商標は、米国及びその他の国において米国SunMicrosystems, Incの商標または登録商標です。
  • BREWおよびBREWに関連する商標は、Qualcomm社の商標または登録商標です。
  • NetFrontは、株式会社ACCESSの日本国における登録商標です。