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プレスリリース

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2004.07.05

プリント

ACCESSと中国Datang、中国独自の3Gネットワーク方式「TD-SCDMA」分野で協業

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)は、この度中国Datang Mobile Communications Equipment Co., Ltd.(以下Datang)と中国独自の3Gネットワーク方式であるTD-SCDMA分野で協業することに合意したことを発表いたします。

この度の合意に基づき、今後ACCESSはTD-SCDMAの仕様策定に携わったDatangと共にTD-SCDMAネットワーク上でのエンドユーザー向けデータソリューションの仕様策定やビジネスモデルの策案、またブラウザやメッセージングソフト、Java実行環境などのACCESSのソフトウェアソリューションをTD-SCDMAに携わる端末メーカーに提供してまいります。

400万以上の加入者を有するNTTドコモの3Gサービス「FOMA」にも採用されているACCESSのブラウザソフト「NetFront®」は、現在すでにDatangのTD-SCDMA対応LCR携帯電話に搭載され、中国政府が行っている3Gの試験サービス「MTNET」ネットワーク上で動作確認が終了しています。Datangはチップセットベンダー、アプリケーションベンダー、コンテンツプロバイダーや端末メーカーとも協業し、そのなかでACCESSは携帯通信事業者のデータサービスを成功へ導く戦略的アプリケーションパートナーとして協業してまいります。

Shanghai DatangのDeputy General ManagerでUE ビジネス部門のGeneral ManagerでもあるQing CHU氏は
「3Gの標準仕様として、TD-SCDMAはすでに先進的で成熟した仕様であると認められています。3G分野での競争は、単に企業同士の争いではなく、違ったビジネスモデルや違ったバリューチェーン間の争いであると考えます。私どもは、コスト削減を実現しながらTD-SCDMAネットワーク上でのIPデータサービスが成功することに確信を持っています。この度の協業で可能となった、ACCESSの専門知識と私どものモバイル分野での技術の融合が、TD-SCDMAの商用化を促進し、TD-SCDMAに携わる全ての企業間におけるバリューチェーン構築の一助になることと確信しています。」と述べています。

愛可信(北京)技術有限公司(ACCESS China, Inc)の社長 兼 CEOであるPierre Suhandinataは
「TD-SCDMA標準仕様の策定に携わったDatangと協業でき大変嬉しく思います。今後ACCESSは、Datangと協力しながら、今後商用化されるTD-SCDMAサービスの加入者が、今までにない快適さとコンテンツリッチなモバイルインターネット環境を享受できるためのEnd-to-Endソリューションを提供してまいります。ACCESSが中国の3G市場の活性化に寄与することができ大変光栄に思います。」と述べています。

  • TD-SCDMA・・・2000年5月に3G公式仕様としてITU(International Telecommunications Union)に承認され、2001年3月には3GPPにも通信事業者や端末メーカー向け3G商用標準仕様として承認された中国独自のネットワーク方式。

■Datang Mobile Communications Equipment Co.,Ltdについて
Datang Mobile Communications Equipment Co.,Ltdは、中国・北京に本社があり、上海と西安にオフィスを有する、Datang Telecom Science and Technology Industryグループの中核企業で、TD-SCDMAネットワーク向け製品やサービスなどの3Gやポスト3G向けモバイルソリューションを提供する企業です。また、DatangはGSM機器、ブロードバンドワイアレスソリューションやサービスの企画立案なども手がけています。詳細な情報はホームページ(http://www.datangmobile.cn/)まで。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州フリーモントにアメリカ支店、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS(Beijing)Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾、スペインにも現地連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、NTTドコモのiモードなどの携帯電話やPDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末など、全世界の90以上のメーカーから発売されている情報家電端末の280機種、1億2600万台以上に搭載(2004年4月末現在)されており、最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。
尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。

  • NetFrontは、株式会社ACCESSの日本国における登録商標です。
  • 「iモード」「FOMA」は株式会社ドコモの商標または登録商標です。
  • その他、文中に記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。