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プレスリリース

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2003.10.10

プリント

ACCESS製ブラウザ「NetFront®」ファミリーの搭載機器台数、1億台を達成

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)は、同社の主力製品で、W3C推奨仕様に準拠した情報家電向けインターネットブラウザ「NetFront」ファミリーを搭載した機器の台数が、1億台を達成したことを発表致します。

1984年の創業以来、ACCESSは「ネットワーク」に着目し、TCP/IPプロトコルスタックなどを開発、ネットワーク関連の技術開発に注力してまいりました。その後インターネット社会の到来を予見し、Non-PC機器向けインターネットブラウザ「NetFront」を開発、1996年にはシャープや三菱電機、松下電器などから発売されたインターネットテレビに採用されたことを契機に、ワープロやカーナビゲーションシステム、PDAなどにも搭載されました。

1998年には携帯電話や小型情報端末向けブラウザ「Compact NetFront」を開発。また、Compact NetFrontでサポートしている、インターネットコンテンツ記述言語のスタンダードであるHTMLのサブセット版「Compact HTML」を松下電器、NEC、富士通、三菱電機、ソニーの6社共同でW3Cに提案。1999年にはNTTドコモがサービスを開始したiモード向け携帯電話に「Compact NetFront」が採用されました。KDDIのau向け端末にもNetFrontをベースに開発した@メール対応メールソフトを提供、また2002年には「NetFront v3.0」をもとにNTTドコモとFOMA向けブラウザを共同開発し、現在発売されているFOMA端末全てにACCESSのブラウザが搭載されています。

世界の携帯電話市場においては、世界初の3G端末であるFOMA以外に、最新仕様であるWAP2.0もしくはXHTML、HTMLなどのインターネットベースの仕様に準拠した次世代ネットワークサービスへの移行を推進している、欧州や台湾の海外iモードオペレーター各社をはじめ、北米AT&T Wireless、Sprint PCS、南米Telcel Bell South、欧州Hutchison 3Gグループや中国China Mobile、China Unicomなどの通信事業者向け端末にACCESS製ブラウザがすでに搭載、もしくは今後の採用が決定しています。

また、PDA市場ではソニー製PDA「クリエ」やシャープ製PDA「ザウルス」、欧州通信事業者Orangeに採用された米Handspring社製携帯端末「Treo 600」、Palm社製「Tungsten C」などに採用されています。

ACCESS 代表取締役社長 兼 CEO、荒川 亨は、
「弊社のブラウザ搭載機器が1億台に到達したことを大変嬉しく思います。いつも市場動向の一歩先を読み、その時点での最新のオープンスタンダードに準拠したブラウザの研究開発、またコンテンツ記述言語の選定に参画し、絶えず自ら市場を開拓してきた成果だと考えます。今後も初心を忘れることなく、日々技術革新に尽力してまいります。」と述べています。

本年6月20日に発表した、ACCESS製ブラウザの最新版である「NetFront v3.1」では、各社との協業をもとに、Adobe社の「Adobe Reader」やMacromedia社の「Flash」、RealNetworks社の「Helix」、IBMの音声認識プログラム「ViaVoice」などをプラグインオプションとしてラインナップ、また、ACCESS独自開発のSMILプレーヤーやSVGビューアーなどでよりリッチでパワフルなインターネットコンテンツを楽しむことができるようになりました。加えて、画面の横幅の狭い携帯電話等で一般のホームページを縦スクロールのみで閲覧が可能な「Smart-Fit Rendering®」機能なども搭載し、ユーザーにとって快適な閲覧環境を提供致します。

今後もACCESSは、世界中の通信事業者や端末メーカー、またその他パートナー各社と協調し、次世代携帯電話市場の活性化や、様々な情報端末が連携するユビキタスネットワーク社会の実現に向けて注力してまいります。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州フリーモントに米子会社、ACCESS Systems America, Inc、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS (Beijing) Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾、スペインにも現地連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、NTTドコモのiモード向け端末をはじめ、携帯電話、PDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末など、全世界の90以上のメーカーから発売されている情報家電端末の254機種、1億250万台以上に搭載されており、(2003年9月末現在)最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。
尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。

  • NetFront及びCompact NetFrontは、株式会社ACCESSの日本国における登録商標です。
  • 「iモード」は株式会社NTTドコモの登録商標です。
  • PalmOSはPalm Source の登録商標です。
  • その他、文中に記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。